教える限りは、子どもたち以上に私たち自身が学び、成長しなければなりません

少子化で生徒数が伸び悩んでいる塾が増えています。そんな中、『馬渕教室』を展開するウィルウェイは売上高が170億円を突破、この10年間で3倍を超える規模に拡大しました。なぜ、厳しい業界で成長できるのか。もちろん企業である以上、利益は追求します。しかし、それは「目的」ではなく「結果」に過ぎません。このスタンスが他社との大きな違いだと思っています。

生徒が減るとふつうは「大変だ。営業を強化しよう」となりますが、当社は授業や生徒対応を徹底的に見直します。生徒が減るのは、生徒と保護者の満足を実現できていないから。満足できない理由は成績が上がらないから。ではどうすれば成績を上げられるのか。離れ技などなく、いい授業をするしかありません。当社は創業から30年間、ブレることなくこのテーマを中心に生徒と向き合ってきました。
その積み重ねが「馬渕はここまでしてくれる」「合格できた」という口コミとなって広がったのです。生徒数の増加は私たちにとっての通知表のようなものですね。

私たちは板書一つにもこだわります。たとえば点線を書く場合、まず実線を書き、その後で一部を消してまっすぐな点線に仕上げる。些細なことですが、75分間の集中力を維持するためにはきれいな板書が大事。正しい滑舌や表情、立ち位置についても学びます。 こんなことを言うと堅苦しいマニュアルがあると思われそうですが、基本を押さえればあとは自由。当社の教師は皆、キャラクターを発揮して自分らしいライブ授業に取り組んでいます。 さらに教科指導と並行し、ビジネスパーソンとしての資質を身につける研修も年間プログラムに沿って実施。当社の教育体制は、業界トップレベルであると自信を持っています。

私は学生さんたちに、「学ぶことで自分を変えていけますか?」とよく問いかけます。自分を変えていくことは決して簡単ではありませんが、それでも成長できたときの喜びは大きいはず。スピードは人それぞれで構いません。自分のペースでいいので、成長していきたいという気持ちはぜひ大切にしてほしいと思います。

現時点で4万3000人が学び、新校舎も次々に開設。2017年は滋賀に進出し、大学受験の新しい校舎も誕生しました。職員や校舎が増えれば、人も会社も変化・進化をします。その変化を楽しみ、成長する喜びを一緒に味わってみませんか。